てんてこ学習帳

とりとめのない日々の徒然。

感情をなげる。

今週のお題「投げたいもの・打ちたいもの」

時々、全てを投げ出して何処かに行ってしまいたいと思う。もしくは、過去に戻ってやり直したいと思う事がある。

小学校の中学年くらいですでに、自分は何も出来ない、周りの子が羨ましい。なんて思いながら生きてきた気がする。どうせ私なんかって頑張ることもせずに、人の意見に流されて、考える事をやめた。

 

決して大切に育ててもらえなかった訳ではないと思う。だけど幼い頃を振り返っても、褒められた記憶がない。肯定してもらえたという記憶が見つけられない。

やりたい習い事があっても一言目に「だめ」。そして、「そんなのやって何の役立つのか?」と言われた。欲しかった洋服も「こんなのが欲しいの?」と否定。一方でやりたくもない勉強は強制され、終わるまでテレビを見せない、受験期には行きたくない塾に入れられた。

 

1つ上の姉は要領がよく自分の意見がハッキリしている。ワガママなのだが根は真面目で、テスト勉強なんかも前もって始めるタイプである。

そんな姉と事あるごとに「お姉ちゃんは、こんなに勉強ができるのに」「お姉ちゃんは、しっかりしてるのに」と比べられてきた。

母の日のプレゼントすら「お姉ちゃんは、これをくれた。こんなの(ミニサボテン)もらっても何の使い道もない」と言われ、もう二度とプレゼントをあげるのはやめようと思った。

小学生だった私がなぜサボテンをあげようと思ったのかは謎だが、「自分はこの家の子供じゃないんじゃないか?」と絶望的な気持ちになって泣いたのを覚えている。実は今でも当時を思い出すと悲しい気持ちになり、涙が止まらなくなる事がある。

 

そして人との距離が近くなるのが怖くなった。親しくなって否定されるんじゃないかって。

特に高校生になると友人との付き合い方が「損得勘定」や「依存」に寄っていく感じがして、最低限の付き合いだけで深く付き合うのをやめてしまった。今思えばもったいない事をしたなと思う。上部だけの付き合いで、知ろうともせず断ち切ってしまった良縁がきっとあったはずなのに。

 

親元を離れて結婚し、子供にも恵まれ環境は変わった。それでも何十年と生きてきた性格を、なかなか変える事が出来ない。時々、とても、しんどい。

とりとめない気持ちを吐き出して、モヤモヤとした感情を投げ捨てたい。