てんてこ学習帳

とりとめのない日々の徒然。

遠い日の記憶「お臍のない男の子」

特に何がきっかけというわけではありませんが、時々ふと思い出します。昔、お臍のない男の子に出会ったことがあります。

4歳になるかならないかの頃に心疾患の手術のため入院しました。その時に出会った男の子が「僕にはお臍がないんだよ〜」と見せてくれ、まだ幼かった私は「かみなり様に取られちゃったんだ!」と信じ、雷が鳴る度に必死にお臍を隠していました。

 

「かみなり様」の存在はさすがに信じなくなりましたが、実際に見た「お臍のない男の子」の存在は衝撃が大きかったのでしょう、あれから30年以上経っても覚えています。

 

しかし大人になり「先天的、お臍ない」と検索してみても、生まれつきお臍がない、なくなる病気というのは見つからない。そもそもお臍がなかったら母胎の中での栄養はどうするの?と疑問が浮かびます。

もしかした存在してなかった?いやでも私だけの記憶なら子供の勘違いや覚え違いで済んだかもしれませんが、実は母も一緒に見ているので勘違いではないと思っています。

 

考えられるのは手術でお臍辺りを切って、なくなってしまったというのが濃厚なのでしょうか?今となっては原因も分かりませんが、きっとこれから先も「昔お臍のない男の子に出会った」という事を忘れずにいる気がします。